スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

長編映画のおすすめ

rtvh.jpg
これまで逃していた鑑賞の機会がやっと来た~!ということで、
ルキノ・ヴィスコンティ監督映画「ルートヴィヒ」を見てきました。
完全復刻版で240分の上映につき、いつものとおり長時間鑑賞対応のラクラク枕を持参で、Bunnkamuraの2006ヴィスコンティ生誕祭ル・シネマへ。

映画はルートヴィヒⅡ世の戴冠式から始まるが、導入から豪華絢爛たる衣装、調度品、色彩と光、そしてややセピアがかったイメージで、ヴィスコンティ独特の世界を醸し出し、冒頭から目を見張り、期待感に溢れる。

バイエルンの新しい国王ルートヴィヒⅡ世は、それまでほとんど国民の前に姿を現すことが無かったが、父マクシミリアンⅡ世の葬儀のときに現れ、人々は(ミュンヘン中の)、ルートヴィヒのロマンティックな美貌、風貌に魅了された。
191cmで完璧な均整美を持ち、頬のかすかなえくぼは、端正なギリシャ古代の彫像を思わせ、品格と優雅さもあいまって、アポロの再来と讃えられた。この時代には、もう、写真技術があったので、このルートヴィヒの形容はそのとおりであったと思うと、この内向的気質の国王に深い思い(ファンタジーそのものとして)を寄せてしまう。

ほんとうに待望の時間。
この世にも美しい18歳の青年国王を演じているのがヘルームート・バーガー。
彼の他にこの役を演じきれるアクターはまずいないであろうと思う。
気品溢れる栄華から滅びゆく残照を見事に演じきり圧巻。
彼の一つ一つの表情、陰影が目に焼きつく。
物語は、当時、ルートヴィヒの周囲にいた人々のメッセージを折り込んで
ややドキュメンタリーな印象も持ちながら進んでいく。

彼ルートヴィヒⅡ世は、帝王学を学んでいなかったにもかかわらず、即位後はとても熱心にバイエルン国王としての義務を果たそうとしていたので、若い国王を操つろうとした重臣たちの計画は挫折する。
しかし、彼は次第に、政より、ワーグナーの芸術や築城に夢中になっていく。重臣たちは、その浪費と、政治や戦争に対しての政務放棄を憂い、ルートヴィヒ追放の陰謀(クーデター)を計画。この間のいきさつでも、彼の側近や侍従たちの証言がなされていく。
ヴィスコンティのこの作品で感銘を受けるのは、ルードヴィヒの『孤独と狂気と頽廃』を追いながら、「美」というものを表現してやまないところである。繰り広げられる美しい映像に一時も目が離せない。
また史実に忠実であることも、見るものに大きな説得と感動を与えるのであると思う。
この春、多摩ユースでドイツに行きましたが、このドイツの文化を紐解くとき、その中央に燦然と存在するのが、このルートヴィヒⅡ世であるといっても過言ではないと思う。
ワーグナーを庇護し、偉大な音楽を生み出し、そして王室財政を悪化(破綻)させるほどに莫大な浪費をして築城した「絢爛豪華」でも言葉が足りないくらいの贅を極めたお城の数々。
ヴィスコンティもこれでもか!これでもか、参ったか!というほどに、あらゆるシーンがそのまま油絵の画材になるかのごとく美しくお城を取り要れている。
ルートヴィヒから深い傾倒を受けるオーストリア皇后のエリーザベトが、一人のお供を連れ、城を訪れるシーンも印象的。当時、絶世の美女と謳われたエリーザベト(シシィの愛称)を演じたロミー・シュナイダーの気品ある美貌にもため息。
また、特筆したいところは、ルートヴィヒの側近「デュルクハイム伯爵」のルートヴィヒに対する箴言の場面。
「特権を持つものの自由と、人々の自由は違うものなのです・・云々」「ミュンヘンへ行くのです!・・云々」など、心に深くのこる進言がたくさん出てくる。彼の存在感を大きく感じた。

感想はとても書ききれないが、鑑賞後、振り返ってみて思ったことは
また、ドイツに行って、今度は、ルートヴィヒⅡ世の追っかけ観光をして、「崩れゆくなか生み出された美と夢の史実の中でルートヴィヒと共有する空間に身を置いてみたい」というまことに軽々しい感想である。
ワーグナーのオペラもいくつか鑑賞しているが、機会があればまた見てみたい
そして、・・・ル・シネマにて、この映画の2回目の鑑賞を果たしたいとも思っている
<2005シェーンベルン宮殿(ウィーン)にて購入したシシィの絵葉書でーす

sisi.jpgsisii.jpg

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

コメントの投稿

非公開コメント

フリーエリア
プロフィール

たまゆーすけ

Author:たまゆーすけ
●多摩ユースオーケストラです!

*問合せや入団申込はメールでどうぞ♪
メールはこちらからどうぞ

ホームページはこちら
です。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
占い
カテゴリー
アナログ時計

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。